商品紹介
明日葉と季節の野菜
明日葉は伊豆諸島特産の野草で、「今日芽を摘んでも明日また芽を伸ばす」という伝承から明日葉と呼ばれるようになったと言われているとおり、その強い生命力が特徴の山菜的な野菜です。
茎の切り口からは黄色い液体が流れてきますが、これには「カルコン」という栄養素が含まれていて、健康に良いとされています。そのため明日葉を粉末にしたものは青汁の原料の一つとして配合されることがあります。
クセになる独特の苦みがあり、おもにお浸しやツナマヨ和え、汁の実、天ぷらなどとして食べられます。
明日葉は夏場の7~9月を除き一年を通して収穫できます。また明日葉のほかに、一年を通じて旬の野菜を生産しています。これらは自家食用の他おもに島内のスーパーに卸していますが、青パパイヤと一緒に野菜セットとしても販売しています。
アロエベラ
アロエベラはユリ科アロエ属に属する多肉植物の一種で、アラビア半島南部、北アフリカなどが原産地と考えられています。乾燥地帯でも育ち、アフリカ、インドやその他の地域に広く分布しています。
ロゼット状に地表から葉が出ており、キダチアロエに比べると葉の大きさは大きく、また肉厚です。アロエベラは広く観賞用植物として栽培されており、民間療法では火傷や切り傷の際などに利用されてきました。
その歴史は古く、今から4000年前にはすでに生薬として使われていたと考えられています。紀元前4世紀頃、ギリシャやペルシャなどに遠征してマケドニア帝国を作ったアレキサンダー大王は、兵士の健康のためにアロエベラをソコトラ島で栽培していたと言われています。また古代エジプトではクレオパトラが美容のため愛用していたといわれています。
近年はさまざまな医療効果が科学的に解明され、食品のほか美容品や化粧品として幅広く活用されています。
【栽培のこだわり】
当農園ではアロエベラを、独自に配合した用土を用い、大鉢に植え付けて栽培しています。
春から秋のあいだは屋外に置き、たくさんの太陽を浴びさせて育てますが、冬はハウスに取り込んで水を切らし、根傷みや寒気による葉傷みを防いでいます。
用土は赤玉土に腐葉土を混ぜ、有機質肥料を配合しています。牛糞や鶏糞など家畜糞尿堆肥を使用せず、また化学肥料も一切与えていません。代わりにカニ殻粉末・海藻粉末など海産ミネラル資材を用いて、滋味豊かに育てています。
【アロエベラの栄養価】
アロエベラは「医者いらず」と言われ、ビタミン類やミネラル類のほか、アミノ酸や酵素、多糖類なども含めて約200種類もの有用成分を含んでいます。
アロエベラの摂取には腸内環境を整える効果や、胃の健康を保つ効果や、火傷などの傷を治癒する効果や、美肌効果・美白効果があると言われています。
アロエには豊富な多糖類が含まれており、これが善玉菌の働きを活性化させ、腸内の調子を整えてくれます。また主に皮に含まれるアロインは、腸内の水分量を増やし、蠕動運動を活発にしてくれます。アロエウルシンという成分は胃壁の表面を覆い、傷ついた胃を胃酸から守り、痛みを緩和します。
アロエのステロールは口から摂取することで、体内でのコラーゲンとヒアルロン酸の生産を促し、体の内側から美肌効果を得ることができるといわれています。
ただしアロエは効果が強いので、下記に該当する人はアロエの使用は避けてください。
・妊娠中や授乳中
・月経時
・腸閉塞
・虫垂炎
・大腸炎、過敏性腸症候群
・腎臓病
・クローン病
・12歳以下の子ども
【アロエベラの食べ方】
アロエベラの緑色の皮にはアロインという黄色の苦み成分が含まれていますが、葉肉は透明なゲル状で、この葉肉をヨーグルトに入れたりデザートとして食べます。
葉を適当な長さに切り、トゲのある両側を切り落としたら上下の皮を包丁で削ぎ、中の透明な果肉を取り出します。果肉は生で食べられますが、青臭みや苦みが気になる場合はサッと湯がいてください。
果肉を薄切りにしてポン酢や醤油で刺身のように食べたり、サイコロ状に切ってヨーグルトに混ぜたりして食べます。
【保存法】
アロエベラは切り口から酸化しやすいので、切り口にぴったりラップを貼り付け、空気に触れないようにしてから袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保管します。三週間ほどは美味しく食べられます。